熊本でAI・DXの相談ができる窓口まとめ|無料の公的窓口から専門家まで

熊本の会社の事務所で、経営者が相談員とノートパソコンの画面を見ながらAIの使い方について話している様子

最終確認日:2026年10月31日(窓口の内容や受付期間は変わることがあります。申し込みの前に、必ずリンク先の公式ページで最新の情報を確認してください)

熊本の会社が「AIを仕事に使ってみたい」「DX(デジタルを使った仕事の見直し)を何から始めればいいかわからない」と思ったとき、無料で相談できる公的な窓口がいくつもあります。熊本市、熊本県の商工会連合会、くまもと産業支援財団、商工会議所、国の中小機構などです。

この記事では、2026年10月31日に公式ページで内容を確かめられた窓口だけを、「誰が使えるか」「何を相談できるか」「どう申し込むか」に分けて紹介します。あわせて、公的な窓口と民間の会社の使い分けや、相談の前に準備しておくと話が早く進むことも説明します。

目次

結論:まずどこに相談すればいい?

会社の場所や業種によって、最初に連絡するとよい窓口が変わります。

  • 熊本市内の会社:熊本市の「DX個別相談窓口」(無料・約1時間・訪問も可)
  • 熊本県内のどこでも:熊本県商工会連合会の「くまもと中小企業デジタル相談窓口」(無料)、または最寄りの商工会・商工会議所
  • 売上や人手不足など、経営の悩みとまとめて相談したい:熊本県よろず支援拠点(無料)
  • 製造業などものづくりの会社:くまもと産業支援財団の「シンカ企業派遣支援事業」(専門家の派遣が無料、原則5回まで)
  • 場所を問わず、オンラインで何度か相談したい:中小機構の「IT経営サポートセンター」(無料・1回60分・オンライン)
  • 情報を集めたい、ほかの会社とつながりたい:くまもとDX推進コンソーシアム(会費無料)

どの窓口も「AIのことは何もわからない」という段階から相談できます。迷ったら、会社の所在地の窓口から始めるのがおすすめです。

熊本で無料で使える相談窓口は?

熊本市「DX個別相談窓口」(熊本市内の会社向け)

熊本市が行う中小企業等DXアクセラレーション事業の窓口です。デジタル化・DXの悩みを整理し、解決に向けた方向性を提案してくれます。相談の例には「AIを活用してみたい」も挙がっています。

  • 対象:「熊本市内の中小企業、個人事業主等」
  • 費用:無料(1回約1時間)
  • 方法:会社への訪問、窓口(XOSS POINT.、くまもと森都心プラザ2階)、オンライン(希望する場合は別途相談)
  • 期間:2027年3月31日まで
  • 申し込み:事前の申し込みが必要。熊本市のページの申込フォームから。電話(0120-81-4086)や熊本市DXポータルの問い合わせフォームからも相談できます

DXポータルでは、「推進体制」「デジタル技術の活用」「人材育成」「ビジネスモデル」の4つの観点で自社のDXの進み具合を見る無料のDX診断や、セミナーの案内、市内の会社のDX事例も見られます。なお、計画づくりから伴走する「DX伴走支援プログラム」は、2026年度の募集が9月25日で終わっています。

くまもと中小企業デジタル相談窓口(熊本県内の会社向け)

熊本県商工会連合会が、熊本県の委託を受けて設けている公的な相談窓口です(専用サイト)。ECサイトの構築、受発注や会計などの業務のデジタル化について、コーディネーターが内容を確かめたうえで専門家を派遣します。サイトでは「AI、RPA」も扱う分野として示されています。

  • 対象:「熊本県内で営業活動を行っている個人および企業の方」(近く開業する予定の方も可)
  • 費用:無料
  • 申し込み:最寄りの商工会・商工会議所、または窓口(電話 096-223-5568、月〜金 9:00〜17:00)へ連絡

熊本市以外の会社にとって、まず頼りやすい窓口です。

熊本県よろず支援拠点(経営の悩みとまとめて)

熊本県よろず支援拠点は、国(経済産業省・中小企業庁)が全国に置いている無料の経営相談所です。熊本県では、くまもと産業支援財団が実施機関になっています。売上の伸ばし方や資金繰りなど、経営全体の相談ができます。

コーディネーターの紹介ページを見ると、「IT活用」「ITを使った業務改善」「SNS運用」「Webサイト構築」などを専門分野とする方が在籍しています。「AIで何かしたい」の前に「そもそも何に困っているのか」から整理したい会社に向いています。11月には、AIを使ったSNS投稿のワークショップ(11月6日)なども予定されています。

  • 対象:中小・小規模の事業者、NPO法人などの団体、これから創業する方など
  • 費用:無料
  • 方法:個別相談のほか、県内各地での出張相談会、セミナー、少人数の勉強会
  • 申し込み:オンライン予約か電話(096-286-3355、平日 9:00〜17:30)

なお、飲食業など9つの業種には、現場を訪れて作業の見える化や省力化を助言する「生産性向上支援センター」の支援(無料、合計10回程度を想定)もあります。

くまもと産業支援財団「シンカ企業派遣支援事業」(ものづくりの会社向け)

シンカ企業派遣支援事業は、DXと脱炭素化(カーボンニュートラル)に取り組みたい、ものづくりの会社に専門家チームを派遣する事業です。課題の整理から、IoTなどの技術の導入まで、現場に伴走してくれます。

  • 対象:熊本県内の、製造業などものづくりを主な事業とする会社
  • 費用:無料(原則5回まで、1回2時間が基本)
  • 申し込み:WEB・電話・メールで問い合わせ → 事前面談 → 申し込み → 専門家の決定 → 派遣。問い合わせは財団の事業革新支援室(電話 096-289-2438)
  • 注意:予算の上限に達すると、期間内でも受付が終わります

商工会議所・商工会の専門家派遣

熊本商工会議所の専門家派遣制度では、商工会議所が必要と判断した場合に、専門家を無料で派遣します。対象の例に「ITを導入して生産性向上を図りたい」が挙がっています。複数回の指導も可能です。

まずは最寄りの商工会議所(熊本商工会議所は 096-354-6688)に相談します。商工会の地区の会社は、地元の商工会が窓口です。日ごろ付き合いのある経営指導員に「AIやデジタル化の相談をしたい」と伝えるのが近道です。

中小機構「IT経営サポートセンター」(全国どこからでもオンライン)

国の中小機構(中小企業基盤整備機構)のIT経営サポートセンターでは、ITの専門家が「DX・AI活用・情報セキュリティ」の悩みを無料で聞いてくれます。

  • 対象:「中小企業・小規模事業者」など
  • 費用・方法:無料、1回60分、Zoom を使ったオンライン。何度でも利用できます
  • 申し込み:予約サイトのカレンダーで日時を選ぶ
  • 注意:九州本部のページには、IT導入補助金の申請支援は行わないとあります

中小機構の九州本部では、経営全般の経営アドバイス(無料・1回1時間程度、対面かZoom、電話 092-263-0300)も受けられます。

くまもとDX推進コンソーシアム(情報収集・つながりづくり)

くまもとDX推進コンソーシアムは、熊本県(デジタル戦略推進課)が事務局を務める、県内の企業・団体・大学・行政などの集まりです。個別の相談窓口というより、情報を集めたり、ほかの会社とつながったりする場です。

  • 対象:賛同する企業・団体など(個人は個人事業主のみ)
  • 費用:登録料・年会費とも無料
  • できること:会員限定のイベント・セミナー、県内外のDX事例、補助金の情報、メールマガジン、会員企業のソリューション情報の閲覧

有料の相談先は?

熊本大学「学術コンサルティング」

研究レベルの技術課題(たとえば自社製品へのAIの組み込みや、新しい技術の調査)なら、熊本大学の学術コンサルティング制度があります。大学の教職員が、技術相談や先端技術の調査などを行います。有料で前払い、契約(約款)が必要です。問い合わせはイノベーション推進部門(096-342-3145)です。

「日々の仕事にAIをどう使うか」という相談なら、ここまでの無料の窓口のほうが合っています。社員がAIの使い方を学ぶ講座については「熊本で生成AIを学ぶには」にまとめています。

民間のIT会社・コンサルタント

ITの会社やコンサルタントへの相談は、一般に、実際の導入や仕組みづくりの段階から費用がかかります。初回の相談を無料にしている会社もあるので、気になる会社があれば聞いてみてください。

公的な窓口と民間の会社は、どう使い分ける?

結論から言うと、「何から始めるかを整理する」までは公的な窓口、「実際に作る・定着させる」は民間の会社、と考えるとわかりやすいです。

公的な窓口の良いところは、無料で、特定の商品を売る立場にないことです。一方で、次のような限界もあります。

  • 1回1時間ほどの相談や、5回までの派遣など、回数と時間に区切りがある
  • 手続きや申請の代行はしない(よろず支援拠点は利用時の留意事項で、行政手続き・融資・助成金申請の代行はしないと明記しています)
  • 予算や人員に限りがあり、年度の途中で受付が終わることがある

民間の会社は費用がかかる代わりに、仕組みを作るところや、社員が使いこなせるようになるまで、継続して付き合えます。ただし、会社によって得意分野が違い、自社の商品をすすめられることもあります。

おすすめは、公的な窓口で課題を整理してから、必要な部分だけ民間に頼む流れです。公的な窓口で整理した内容を民間の会社に見せれば、見積もりや提案も比べやすくなります。導入に使える補助金は「熊本の補助金・助成金」で確認できます。

相談の前に準備しておくことは?

窓口が公的でも民間でも、次のことをメモしておくと、1時間の相談でも具体的な話まで進められます。

  1. 困っている作業:たとえば「見積書づくり」「問い合わせへの返信」「日報の集計」「同じ内容の手入力」など、できるだけ具体的に
  2. その作業にかかっている時間:誰が、週に何回、1回何分くらいか
  3. 今使っているツール:Excel、紙の台帳、LINE、会計ソフト、使っているクラウドサービスなど
  4. 社内で担当できそうな人:導入後に使い方をまとめる人がいるか
  5. 時期と予算の考え方:いつまでに、どのくらいの規模で始めたいか(補助金を使いたい場合は、その旨も)

熊本市のDX診断のように、決算書の数字(貸借対照表・損益計算書など)を使う窓口もあります。事前に何が必要か、申し込みのときに確認しておくと安心です。

ZenJun ではどんな相談ができる?

私たち ZenJun は熊本県の会社です。代表は元フルスタックエンジニアで、開発の仕事でAIを使い込んできました。公的な窓口で方向性を整理したあと、「実際に作るところ」や「社員が使えるようになるところ」をお手伝いできます。

  • [AI導入支援](/services/it-consulting):どの仕事にAIを使うか一緒に決め、ツールの選定から導入・定着まで
  • [AI研修](/services/ai-training):御社の仕事を題材に、手を動かして学ぶ研修
  • [業務効率化](/services/business-efficiency):手作業の多い仕事を、自動化の仕組みで減らす

初回のご相談は無料で、30〜60分ほど、お困りごとを伺います。熊本県内は対面、全国はオンラインで対応しています。なお、ZenJun は IT導入支援事業者ではないため、補助金の申請手続きそのものは行いません。補助金については「活用のご相談」として、制度を使う場合の進め方を一緒に考えます。

どの作業からAIや仕組みに任せるかの考え方は「AIで業務効率化するには?小さく始める5つの手順」、熊本の人手不足との関係は「熊本の人手不足はAIでどう補う?」で解説しています。

まとめ

  • 熊本の会社がAI・DXを相談できる無料の公的窓口は複数ある(最終確認日:2026年10月31日)
  • 熊本市内なら熊本市のDX個別相談窓口(2027年3月31日まで)、県内どこでもくまもと中小企業デジタル相談窓口や商工会・商工会議所
  • 経営の悩みとまとめて相談するならよろず支援拠点、ものづくりの会社ならシンカ企業派遣支援事業、オンラインで何度か相談するなら中小機構のIT経営サポートセンター
  • 情報収集やつながりづくりにはくまもとDX推進コンソーシアム(会費無料)
  • 「何から始めるか」は公的な窓口で整理し、「作る・定着させる」は民間に頼むと進めやすい
  • 相談の前に、困っている作業・かかっている時間・今のツールをメモしておく

「公的な窓口で相談したけれど、その先をどう進めればいいかわからない」「自社に合うAIの使い方を具体的に知りたい」という方は、お気軽に初回無料相談をご利用ください。私たちは熊本のAI導入支援として、相談から導入・定着まで、会社ごとの状況に合わせてお手伝いしています。

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